# Workbot for Slack


Workbot for Slack は、Slack 内からビジネスアプリを監視および操作するのに役立つ Workato チャットボットです。

主要な顧客からチケットが提出された、Fortune 500企業のリードがウェブサイトのフォームに記入した、DevOps アラートが作成されたなど、重要なイベントが発生した際に Slack チャネルに通知を投稿するよう Workbot を設定することができます。

アプリから情報を取得して Slack に投稿したり、Slack 内からビジネスデータを作成および更新したりすることも可能です。アプリでは、通知を減らすために、ユーザー指定のフィルターに基づいたスマート通知を送ることが可能になりました。

Workbot1

Workbot には作成済みのレシピがデフォルトで用意されており、最低限の設定でアプリを操作したり通知を有効化したりできるようになっています。

# Slack コネクターと Workbot for Slack コネクターの比較

Workato には、Slack コネクターと Workbot for Slack コネクターの両方が用意されています。

Workbot for Slack コネクターは、ユーザーとボットのインタラクティブな体験を提供・構築するツールとしてご利用いただけます。Workbot はユーザーインターフェイスと一連のレシピで構成されており、ユーザーはこれを介して他のアプリとデータを送受信します。ユーザーは Slack チャネルとダイレクトメッセージで Workbot を操作します。

Slack コネクターはワークスペースに対する操作を自動化するためのものです。Slack チームをチームメンバーとして承認するレシピを作成したり、チャネルにメッセージを投稿したり、Slack チームメンバーにダイレクトメッセージを送信したり、チャネルやグループを管理したりすることが可能です。Slack チームにアプリをインストールする必要はありません。Slack コネクター上に構築されたレシピを使用することで、メッセージボタンやメニューに応答することが可能になります。

以下に Slack コネクターと Workbot for Slack コネクターの詳しい比較表を示します。

機能 Slack コネクター Workbot for Slack コネクター
添付ファイル送信 Yes Yes
メッセージにボタンをつける Yes Yes
メッセージのメニュー化 Yes Yes
スレッドに対応 Yes Yes
Slack チームにインストールする必要があるか ? No Yes
投稿ユーザーのカスタマイズ No
常に認証済みユーザーとして投稿
No
常に Workbot として投稿
事前に作成されたレシピ/コマンド ? No Yes
通知を設定する必要があるか ? No
Slack メッセージを投稿するレシピを開始するだけで、指定したチャネルへの通知の投稿が始まります。
No
Slack メッセージを投稿するレシピを開始するだけで、指定したチャネルへの通知の投稿が始まります。
コマンド実行ユーザーのアクセス権限制御 Yes Yes
データ (パラメータ) を後続のメッセージ/レシピに渡す No Yes

# 注意事項

  1. Workbot は常にコマンドを実行するチャネルに参加しているようにしてください。そのためには Workbot をチャネルに招待します。
  2. 実際の人間と会話するときのように、常に @workbot を使って Workbot に認識されるようにしてください。
  3. Workbot とダイレクトメッセージチャネルで会話する際は、Workbot が会話する相手を認識しているので、@workbot を使う必要はありません。
  4. Workbot をチャネルに招待すると、そのチャネル内の 誰でも Workbot をコマンドで操作できるようになります。
  5. Workbot を Slack チームに初めてインストールするとき、Workbot がお使いの Workato アカウントでの 直近の アプリ接続を検出し、それに自動的に接続します。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14