# YAML の処理
YAML は、人間が理解できる言語で記述された、データシリアル化形式です。YAML では、さまざまなデータ型の key:value
ペアとしてデータが格納されます。YAML ファイルを使用すると、誰もが理解できるデータを簡単に格納、更新、取得できます。
ここでは、YAML ファイルを細かく調べ、関連するデータを取得する例について説明します。サンプルとして、従業員情報の YAML ファイルを使用します。
- employee_1:
Name: Martin Simon
Age: 25
Title: Technical Manager
Employed: True
Introduction_string:
Hi i love to play football
Responsibilities_list:
- sales rep
- fire safety committee
- first aid
Languages_NestedList:
- [perl, elite]
- [python, Elite]
- [pascal, Fundamental]
Education_dictionary:
Bachelors:
School : UCLA
Degree : BSc in IoT
GPA : 4.3
PostGrad:
School : MIT
Degree : PhD in CS
GPA : 4.2
# YAML Parser by Workato
組み込みの YAML パーサーを使用して、YAML コンテンツを利用可能なデータピルに変換します。 YAML parser by Workato は、コネクションの設定を必要としないネイティブのアプリケーションです。
[App] > [YAML parser by Workato] を選択して開始します。
このパーサーを使用するには、あらかじめ YAML ファイルを Workato にダウンロードしておく必要があります。ダウンロードには、コネクターに組み込まれたダウンロードアクション (Dropbox など) を使用するか、File by Workato を使用します。
YAML コンテンツの解析。サンプルレシピはこちら (opens new window)。
# 入力項目
入力項目 | 説明 |
---|---|
Sample YAML document | ドキュメントの YAML スキーム。データツリーに出力を生成するために使用されます。 |
YAML content | 解析されるファイル。 |
# 出力項目
Sample YAML document で定義されたフォーマットに従って、データピルが生成されます。この例では、単純なデータピル (name
と title
)、配列 (responsibilities list
)、およびネストされたオブジェクト (languages nested list
) を含む配列出力が生成されます。
# YAML コンテンツの処理
YAML では、ファイル全体をフォーマットすることに加え、別のファイル形式に対して YAML ヘッダーを使用することも多くあります。YAML ヘッダーには、一般に titles 、 authors 、 date などのメタデータが格納されます。
YAML parser by Workato は、---
から ---
の間にあるコンテンツを読み取り、データピルとして返します。他のファイルコンテンツはすべて無視されます。
たとえば、HTML ファイルに YAML を格納するとします。
---
title: "Edinburgh Biodiversity"
author: John Doe
date: 22/Oct/2016
output: html_document
---
レシピは、アクションで指定された YAML に対してのみデータピルを返します。
他のファイル形式の YAML コンテンツの解析
Last updated: 2023/8/31 1:07:14