# gRPC
gRPC (opens new window) は、あらゆる環境で実行可能な RPC (Remote Procedure Call) フレームワークです。Workato の gRPC コネクターを使用すると、ユーザーはレシピの一部として gRPC サービスを呼び出すことができます。任意の gRPC 対応言語 (opens new window)で gRPC サービスを作成できます。
gRPC では、Protocol Buffers (opens new window) を使用して構造化データをシリアライズします。Protocol Buffers のデータは proto ファイル内でメッセージとして定義されています。各メッセージは小さな論理レコードであり、その情報として一連の名前と値のペアを含んでいます。それらのペアはフィールドと呼ばれます。詳細については、Protocol Buffers の使用についての記事 (opens new window)を参照してください。
# gRPC サービス
Workato レシピでよく見られる gRPC サービスクライアントのアーキテクチャは、以下のようになります。
# gRPC サービスへの接続方法
有効なリソースアセットがあることを確認します。Workato でのリソースアセットへの接続方法については、こちらを参照してください。
項目 | 説明 |
---|---|
Connection name | このコネクションに対して、他のレシピで再利用可能な分かりやすい名前を付けます。 |
Protobuf resource | 上記で作成したリソースの名前。 |
Host | gRPC サーバーホスト。 |
Authentication type |
|
# Workato でのリソースアセットの作成
.proto
ファイルを準備します。これは、Workato 内でリソースアセットを作成するために使用されます。リソースは、設定、インターフェイス定義、仕様を定義する共有アセットです。
詳細については、Protocol Buffer の構文についての記事 (opens new window)をご覧ください。
以下の手順を使用して、.proto
ファイルのサービスとメッセージタイプの定義を保持し、gRPC との接続を確立するリソースアセットを作成してください。
[Tools] > [Resources] に移動し、[Create resource] をクリックします。
名前と説明を入力して、 [Create resource] をクリックします。
.proto
ファイルからコンテンツをコピーして、新しい protobuf リソースのエディターウィンドウに貼り付け、 [Save changes] をクリックします。
# gRPC アクションの使用法
このコネクターは以下の2つのアクションをサポートします。
- Invoke a gRPC service (gRPC サービスの呼び出し) : 比較的小さいペイロード応答 (最大5 MB) を返す gRPC サービスを呼び出すには、このアクションを使用します。
- Invoke a gRPC service and write result to CSV file (gRPC サービスを呼び出して CSV ファイルに結果を書き込む) : 大きなペイロード応答 (最大100 MB) を返す gRPC サービスを呼び出すには、このアクションを使用します。また、このアクションは S3 ファイルへの参照を受け入れ、CSV 形式に変換した後に応答を保存します。
アクションのタイムアウト
gRPC アクションは30分後にタイムアウトします。
gRPC アクションは、Unary (opens new window) 呼び出しとサーバーストリーミング (opens new window)呼び出しをサポートします。Unary 呼び出しでは、gRPC コネクターのアクションは単一の要求を送信し、単一の応答を受信します。サーバーストリーミング RPC は Unary と似ていますが、コネクターのアクションの呼び出しに対してサーバーがメッセージのストリームを返す点が異なります。
Last updated: 2023/8/31 1:07:14